イラスト収益化チャレンジ2022:①Adobe Stock

去年はFlickrにてInktober2021に参加し、自身のイラストをいろんな人に見てもらう楽しさを再確認したこともあり、何とかこれを収益化出来ないものか考えてみることにした。とはいえ、Flickrは自分の中ではあくまでも聖域、何も考えずに絵を描ける場として残しておきたい。(何よりFlickrを収益化するのは単純に難しそう)

そこで、大昔に3枚くらいアップしてやめてしまったストックフォトの世界に、今一度チャレンジしてみることにした。ストックフォト、いわゆる画像素材を提供するサービスだ。10年くらい前にやろうとしたときはまだ世間にストックフォトのサイトも少なく、たしか当時は【PIXTA】に登録したものの全く売れず、その大変さに音を上げてすぐにやめてしまったのだった。

今ではストックフォトのサイト自体がかなり増え、だれでも気軽に始められるものから、デザインや写真の仕事をしている人が副業として行うものまで様々ある。

多様化したことで全体的に登録者が増えすぎているということ、そもそもストックフォトで得られる収益の単価が安いことなどから、ストックフォトのみで大きな収益を得たり、ましてや食べていくことというのはやはり難しいようだ。

今回選んだストックフォトサイトは『AdobeStock』というサイトだ。

AdobeStockとは



Adobe Stockとは言わずと知れたAdobe社が運営している、高品質でロイヤリティフリーのクリエイティブ素材を提供しているサービスである。
その素材は写真やイラストなどの画像素材だけでなく、動画、ベクター素材、3Dなどに加え、2020年からは音声ファイルの素材も提供しているようだ。どのストックフォトのサイトから始めても良かったのだが、やはりAdobeは有名だし、ストックフォトの利用登録者も多いだろうという安易な発想で選んでみた。

通常は、企業、教育機関、官公庁などがストックフォトサイトに登録し、素材を探すためのサービスだが、今回はその素材を提供する側(コントリビューターともいう)としてサイトに登録していこうという試みである。

Adobe Stock コントリビューターになろう

さて、ではどうすればコントリビューターとして登録できるのか。

基本的に必要な条件としては、AdobeIDに登録するとことと、年齢が18歳以上であること。
あとはもちろんアップするファイルが自分の作品であるということ。写っている人物や場所など、使用に対しての許可が必要ものは、モデルリリースまたはプロパティリリースに記入して提出しなければならない。

世界中のクリエイティブユーザーに、自慢の作品を販売しましょう

登録後は、ファイルが売れた際の収益を受け取るための方法や、Adobeは米国の企業なので、米国以外に住んでいるコントリビューターは税金フォームに入力する必要がある(源泉徴収申請フォーム(W-8BEN)の記入)。ここら辺は結構ややこしいが、マニュアルを熟読すれば何とかいけると思うのでここでは割愛する。

自分の作ったファイルをアップロードしてみよう

あとは実際にファイルをアップロードし、審査の結果を待つだけであるが、実際どのくらい審査が厳しいのか全くわからないので、iPadで描いた絵を適当にチョイスし、アップしてみた。

ヘッダー右側にあるアップロードボタンを押すとアップロード画面になるのだが、ここでつい右側の『Lightroomから読み込み』を押しがちなので気をつけよう。特にLightroomユーザでなく、自分のPCや端末からアップロードする場合は中央の青丸いボタンからファイルを選択するとまず画像が読み込まれる。

そこからメディアの種類の選定、タイトルやタグ付けなどを済ませてようやくアップできる。
言語がEnglishなのは何となくそっちの方が登録者の母数が多そうだからやってみただけなので、もちろん日本語も選択可。

アップロード後、ファイルのステータスがモデレートチームにより審査中になった!

まあ、あとは待つだけ。自分はイラストしかアップしていないが、写真よりも審査は緩いのでは・・という印象。他のストックフォトサイトで弾かれたものでも、AdobeStockだと通るケースもままある。

う、売れた・・!!

なんと開始して3ヶ月ほどで唐突に売れた!38円くらいだけど嬉しい。

そして売れてから1ヶ月半経つが、再び沈黙を保っている。まあまだ10枚くらいしかアップしてないので、じっくりやってみる。

どういうイラストが売れやすいのか、など考えるきっかけにもなったので、趣味から何か1歩踏み出したい人にもおすすめ。割と気軽に始められるので、気長にいけばいいかと。また売れてきたら傾向など記事にしてみるかも。