マンサンダルを作り、履く

  • 2020.06.11
  • 更新日:2022.07.23
  • 身体

ベアフット(裸足)マラソンに向けて色々と準備をする中で、ルナサンダルというサンダルを探し始めたことは前回の記事で書いた。

ところが、都内や地方のアウトドアショップを巡ったり、ネットでも散々探すものの、シーズンが外れてしまっていたこともありルナサンダルを中々手に入れられない。悶々としていた自分に、裸足フリークの友人から連絡がきた。

『面白そうなサンダルを見つけたから、一緒に作って履いてみない?』
それがマンサンダルとの出会いだった。

マンサンダルのコンセプト合わないシューズに苦しめられたことはないだろうか。 靴ずれができたり、つま先やヒザを傷めたり。 足をサポートするはずのシューズが反対にケガの元になることが少なくない。人類はその誕生以来、裸足で歩き、裸足で走ってきた。

購入から制作までが超速

国内外問わず、サンダルを自作する人たちがいるということは聞いていた。興味はあったけど、なんとなくルナサンダルを先に手に入れて、ある程度履いてから進むステップなのかなと思っていた。

しかしルナサンダルが手に入らない今、その入荷を待っていてはいつになるだろう。材料が届けばすぐ作れるという気軽さ(穴あけポンチは必要)、そして何より値段の安さに後押しされ、半ば衝動的にマンサンダルを購入した。

届いてみてそのシンプルさにニンマリ。ビブラムシート2枚(両足分)、パラコード、説明書、ステッカー(おまけ)。その昔、樏(かんじき)を作るワークショップに参加したことがあったけど、比較にならないほどのシンプルさ、これなら一人でも作れそうだ。

同封されている作り方の説明書に従い、ハサミでビブラムシートをジョキジョキと切る。多少荒くても後で履きながら調整すればいいやと、気持ち大きめに。

あとは6mmの穴あけポンチで紐を通す穴を開ければほぼ完成。何ていう手軽さだろう。あと少しで実際に履けてしまうこのスピード感はワクワクする。

パラコードを説明書とにらめっこしながら慎重に通す。マンサンダルのコンセプトでもある「ゆるふわりん」がどれくらいなのか正直分からないが通す。これも履きながら調整すれば良い。ちなみにパラコードは購入時に色々な色や柄を選べるのも楽しいです。

いざ、走ろう

実は届いてからしばらく作るのを躊躇っていたのだが、自粛期間中にものづくり熱が爆発し、雨の日にも関わらず勢いで作った。

そして近所を歩く。思ったより痛くない。ビブラムシートはしっかりと踏みごたえがあり、これはもしかしたらベアフット用のシューズよりも痛くないのでは・・。パラコードも全然外れないし、普通のサンダルよりも開放感がある。雨もダイレクトに感じられて気持ちが良い!

公式サイトでマンサンダルのコンセプトを読むと、厳密には他のワラーチとはその目的が異なり、裸足により近付けるための、『裸足での走りを阻害しない』ための設計がされているという。あとはシューズの時と走り方、フォームが根本的に違うとのことで、これも調べながら体感していかなければ。

裸足に近い分、着地時の衝撃も当然デカイ。ケガをしないためにも、必然的に足裏感覚を研ぎ澄ますことになり、自分で体の使い方を考えることにつながる。これがシューズとの最大の違いであり、また魅力でもあると個人的には思う。

今のところこれで走るのは怖いので、ひとまずは近所に出かけるときはマンサンダル縛りで行こうと思う。ささやかではあるが、継続は力なりである。

興味を持ってくれた人はマンサンダルの公式のショップから材料を購入できます。よく見るとどうやら完成品も売っている様子、それでもお安い!

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