TOEIC学習 二転三転<その1・リスニング対策編>

TOEICのスコアを上げるための勉強をしなくなってからというもの、中々英語学習が進まない。ペースメーカーとしての役割はやはりあったようだ。

これで勉強をしなくなって英語を忘れていくのはあまりに無意味なので、少し先だが3月11日のTOEIC試験を目標に、TOEICではまかない切れない部分の学習も並行して進めて行くことにした。

※以下、「TOEIC」と書かれているものはListening & Reading Testのことです。

TOEIC Listening & Reading Test 所感

そもそも、TOEIC学習で身に付いていく能力は、Listening & Reading Testという名の通り、主に「英語を聴く・読む」能力だ。したがって、「英語を話す・書く」の能力はいくらTOEICでハイスコアを取得してもそんなに身に付かない。

しかしながら、逆に「話す・書く」の能力を上げるために必要な学習は、TOEICのスコアを上げるためには役に立つ。何故かというと、当たり前のことかもしれないが「話す・書く」の能力を上げるためには、英語の理解力のスピードを上げる必要があるからだ。理解力のスピードが上がれば、聴くにせよ読むにせよ問題に取り組む余裕が増える。

TOEIC攻略に必要な要素の一つとして時間管理が挙げられるが、理想としては時間が余ること。私も今まではいつも15問は余らせて、最後の1分で全てaにマークして終わらせていた。これではいくらスコアが800に達していても、自分で自分の能力に半信半疑である。出来た感があまりにしない。

今回3月の試験までに試していく学習方法は、英語の理解力のスピードを上げるためのものになる。今までしていた学習方法も含めて、どのようなことに取り組んでいくか、備忘録がてら列挙していこう。

リスニング対策としての音読


リスニング対策として、自分が必ず行っているのが英文の音読である。最初は別にシャドーイングである必要もないので、TOEIC公式問題集でも何でも良いからきちんとした発音の音声ファイルを聴き、真似して音読する。

この「真似をする」というところがポイントで、あまり人に見られたくはない方法だが、顔や身振りまで想像して外国人になりきって音読する。まるでセリフの練習のように。

これ、騙されたと思ってぜひ試してみて欲しい。最初は確かに馬鹿らしい。しかし、これをやることで日本語とは違う英語のリズムのようなものを身に付けることができる。こういう発音の時はこういう風に続けていくのか、みたいな流れを体感することは重要で、慣れてくると知らない単語でも聴いたまま予想で書くことが出来るようになる。

リスニングに慣れていないうちは、どうしても知っている単語しか耳に入ってこないが、それは単語の記憶のみを頼りにしているからだ。文章の読み方の記憶を実体験として積むことで、知らない単語も具体的な音として認識できるようになる。すると文章の意味は理解出来なくても、知っている単語だけでなく、文章ひとかたまりとして認識できるようになるのである。

意味が分からなくても聴けるようになると、リスニングの能力は飛躍的に向上する。日本語に置き換えて考えてみて欲しいのだが、別に知らない単語が含まれていても、聴いた文章をそのまま想像で書くことは出来るだろう。それを英語で出来るようになる。

シャドーイング出来るようになれば尚良いのだが、いきなり聴くのと読むのを同時並行でやることは若干ハードルが高い上に、体力もかなり使う。疲れてしまって音読自体から遠ざかることが一番まずいので、まずは上記の方法で聴いて読むを繰り返すことをおすすめする。簡単な文章でも、繰り返しやっていれば絶対に地力は上がる。

また、これは個人的な意見ではあるが、英語に限らず音読は気持ちが良い。恥ずかしさを克服し、無心に取り組みさえすれば、他の学習の息抜きにもなると思う。

その他のリスニング対策

リスニング対策として特別なことは以上だ。あとは、ひたすら公式の問題集をくり返し解いて、問題のスピードに慣れておくこと。

特にPart3とPart4に関しては、問題を先読みして解く必要が出てくる。目で問題を読みながら耳では流れてくる問題を聴く、ということを同時並行でやれるようにある程度の練習が必要だ。

音読を積み重ね、英語を文として捉えることに慣れると、問題を読みながら聴くこともそんなに苦にならなくなる。ここまで出来れば問題文の理解が6〜7割程度でも、リスニングのスコアは400を越えることは可能だ。

TOEIC学習に並行して

さて、今やリスニングのみに関しては正直そこそこの自信を持っているが、その逆のスピーキングに関してはどうだろう。こちらについては、全く出来ないと言っても過言では無い。ここからどうすればいいのかも実はよくわかっていない。

一度だけ、いわゆる英会話教室のお試し講座に友人と出かけてみたが、相手の話していることは理解できても返答としては小学生レベルだった。明らかにインプットとアウトプットのバランスの悪さを感じ、歯がゆい思いをしたのである。

では、そんな残念なアウトプット能力の向上を図るために、TOEIC学習と並行して今後新たにやってみる学習方法を発表しよう‥。それは‥

「英英辞典を引く」

地味、ですかね‥?

しかしこれ、絶対アウトプットに役立つと思っている。試しに簡単な単語を英語で説明することを想像してみて欲しい。例えば何でも良いけど「guitar」とか。ギターがどんな形で、何をするためのもので、どういう仕組みのものなのか、英語で説明できるだろうか?私は出来ない。

というわけで、出来るだけ身の回りの単語を、英英辞典で引いてはその単語の説明文を誰かに説明しているつもりで音読して、何となく覚えていく。これをTOEICのリスニング対策と並行してやってみよう。

思ったより長くなってしまったので、リーディング対策についてはまた次回書く。
まずは英英辞典を買わなければ‥。

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