ウェブデザイン技能検定3級に受かった話

  • 2017.10.20
  • 更新日:2022.02.09
  • 資格

もともと資格を取ることは結構好きだ。
勉強するためのモチベーションも上がるし、手軽に達成感が得られるから。

ウェブ系の仕事を始めた時に、資格で何かないかと探して見つけたのが表題のもの。厚生労働省が実施している国家検定制度であり、中央職業能力開発協会が作っている数多くある検定試験の中の一つである。

国家検定「ウェブデザイン技能検定」は実技および学科試験で実施され、関連国際標準規格等に基づき、ウェブデザインに関する知識・技能、実務能力等が問われます。

「ウェブデザイン」とは、パソコンや携帯端末を通じ、様々な情報をインターネット上に掲載し、これを配信することを目的に、ウェブサイト(ホームページ)のデザイン(設計)を行う職種です。
「ウェブデザイン」技能検定では、以上の内容をウェブデザインの関連標準規格に基づき、実技および学科試験にて評価します。

というわけで、学科と実技両方の試験でウェブデザインの業務能力を計るものみたい。これを持っていれば仕事が貰える!といった強い資格ではないものの、ある程度のモノサシにはなるかなあという軽い気持ちで受けることにした。

主な勉強方法 / 使った時間

<学科試験について>

対策としては主にネットを使って調べたが、3級であれば学科は過去問をしっかり解いておけばOKという意見がほとんどだった。公式サイトより過去問をダウンロードし、とりあえず解いてみると意外と解ける。しかし、まあヤマカンで答えていたり根拠が希薄な問題もあるにはあったので、一応推奨のガイドブックを買った。

こちらのウェブデザイン技能検定 3級ガイドブックはまさに教科書という感じで、少ないもののサンプル問題も付いているし、曖昧な知識の基礎固めに非常に役立った。正直、章によっては完全に暗記問題みたいなものも結構あるので、全体の概要が掴めていないとどこまで覚えたら良いのか判断が難しいかもしれない。個人的には、3級試験に関してはこのガイドブックに載っている以上の知識は全く必要ないと感じた。

学科試験の合格基準は、ズバリ「70点以上」。1問のミスが意外と命取りになるので、苦手な問題はある程度しっかり暗記した方が良い。範囲は割と広いがボリュームはそれほどでもないので、捨て章などは作らずにガイドブック全体を何度か繰り返すことをオススメする。

全部で10章あるので、1日1章くらいのペースで余裕を持って学習し、試験直前の3日くらいを問題解いたり復習したりに当てるようにしたとしても、必要な時間は2週間でお釣りがくるくらいだ。(あくまで暗記という意味で)

<実技試験について>

先のガイドブックには、実技試験のポイントが最後に載っており、こちらも基本的にはこの内容をおさえておけば特に問題はない。とはいえ、HTML/CSSなどの知識が皆無の状態から始めるとなると、参考書に加えて、基礎固めとして学習サイトなどで予習しておいた方が良い。

受けてみた感想としては、実務でwebのことをあんまりやっていないと、若干焦るかもしれない。問題自体は簡単だが、その簡単な意味を取り違えたり、やり直していると結構時間的にはパツパツだった・・。まあ実務でやっている人であれば、3級の実技は何の問題も無いレベルだと思う。

出題は6問だが、解くのは5問だけなのでそこも注意が必要だ。全部解いておいて採点の高いもので判断してもらう、なんてことは出来ないのできちんと5問選択すること。また、解答の提出先フォルダや保存場所を間違えないことなど、実技試験ではどちらかと言うとケアレスミスに注意した方が良いだろう。

とりあえず何とか合格!

学科は自己採点では大丈夫そうだったので、不安は実技だったがどうやら何とか基準はクリアしていたようだ。実技の合格基準としても70点以上だが、加えて各問題が6割出来ていないと合格基準にはならないとのこと。なので4問満点で1問だけ3割取れてても、おそらく落ちてしまうのだろう。ちょいと怖い。

まあ何はともあれ、ガイドブックと公式サイトの過去問をある程度やり込めば、3級に関しては合格ラインまでいけるということだ。

今後の展望

3級を受ける前は、続けて2級もと思っていたが、試験料が結構高いので迷っている。先に説明した通り、これを持っていたら食い扶持に困らないよ!という資格では無いのは2級も同じだからだ。ひとまず現場経験を積みつつ、自分で出来ることが増えてきたなーと感じたら、またモノサシのように受けてみれば良いかな、というところである。

ま、実務でこれが必要!というケースは中々少ないと思うし、割と気楽に受けられる資格だとは思う。ただし、今のところあまり役には立たなそうだ。