10月1日はコーヒーの日
各地でコーヒーにまつわる催し物など開かれ、楽しそう。
だからと言って特に出かけるでもなく、家で作業をしている。
ひとまず、自分のために丁寧にコーヒーを淹れた。
そもそもなんで10月1日がコーヒーの日?
コーヒーの収穫はだいたい9月に終わり、新年度が始まるのが10月から、ということが主な理由らしい。日本では秋冬にコーヒーがよく飲まれるので、そのタイミングに合わせているということもあるようだ。
いつの間にか、コーヒーが物凄い市民権を得ていて、今更ながら驚く。
ネスレのブルーボトル買収もしかり。というより、日本の喫茶店をルーツともするブルーボトルが日本に逆輸入された時点で、もはやサードウェーブも飽和状態なのかなあと思っていたが、まだまだこれからなのだろうか。
唐突だった”ウェーブ”という呼び名
サードウェーブに関しては、生まれてから今までの流れがとても性急じゃないの、という印象だった。おそらくここまで大流行りするとは思われていなかっただろうから仕方ないのかもしれないが、何故サードだけウェーブがこんなに強調されているのだろうか。
サードウェーブの次の波の話をしている人が既にたまにいるが、ちょっとやめて欲しい。ファーストもセカンドも時間としては結構な長さを経過して一つの節目のようになっているので、サードウェーブもどうせなら長く続いて欲しい(少なくとも30年くらいは)。続かなくてもコーヒーの歴史には残るくらいの変革は既にあるのかもしれないが、あまり一過性のものとして消費されて欲しくはない。
次もそのウェーブで表現するとなるとフォースウェーブと呼ばれるのだろうか。個人的には絶対呼ばれないと思う。
未来のコーヒーとの出会い
これから先、どういうコーヒーが美味しいとされていくのか、どういうお店が増えていくのか、その変遷には興味がある。願わくば自分の好みに添った味だと良いけれど、自分の価値観をこじ開けるような味に出会ってビックリ出来たら、もっと嬉しい。
スペシャルティコーヒーによって、確かに味の多様化は浸透したけれど、その基準から外れているコーヒーに対しての扱いは雑になった気もする。何をもって美味しいと判断するのか、その基準そのものの多様化がもっと進めば、面白いと思う。
純粋な味以外の部分でも、抽出の仕方、提供の仕方、マリアージュの対象など、店によって何に優先順位を置いているのかを明確にすることが許されれば(人によっては引くような味覚表現でも、総合的な価値を見出してくれる人がいれば)、評価基準の多様化はさらに可能なのではないか。(あくまで個人的な妄想です)
とはいえ、コーヒーは大好きだ。
これからの季節、コーヒーがどんどん美味しくなる。やったぜ。